[ Ace Hotel Kyotoを選んだ理由 ]
結婚式を挙げたいと決めた時に、型にはまった台本のような式は挙げたくないと考えていました。なぜなら、せっかく結婚式を挙げるなら自分たちが納得のいく内容で、参列者の方々にも私たちと同じように笑ったり泣いたりなどの感情を表に出せるような式で、なおかつ記憶に残る式がしたいと思ったからです。
他の結婚式場も見ていく中で、エースホテルは良くも悪くも型にはまることがなく形式的ではない新しいスタイルの式を創り出せる場所で、自分たちの考える結婚式が挙げられると思いました。説明を受けた際も、エースホテルの他の式場と違う点や、どんな式を挙げたいかなど、私たちのことを親身に聞いてくださる姿勢も伝わってきました。
また、プランナーやフローリスト、司会者など、式に関わる一人一人のクリエイターを直接ないしはオンラインでお見合いをして選ぶことができ、自分たちだけではなくチームで結婚式を作り上げていくことにも魅力を感じました。
さらに、1日1組しか式を挙げることをしないため、前日から入念に自分たちの空間をより拘って作ってくれる点も選んだ理由です。
泣き笑い


[ 私たちが大切にしたかったこと ]
今まで自分たちを育ててくれた親族や、出会ったタイミングは違えど個性豊かな友人たちに、今までの感謝やこれからの未来のこと、式そのものを楽しんでほしいことが結婚式をやる上での根幹にありました。また、改めて自分たちという人間を知ってもらって、これからも繋がっていきたいという意志を伝えたいと思い、その手段として手紙を選びました。
口では直接伝えられなかった気持ちを伝えるため最初は手紙を書けるかどうか不安だったので、結婚式のひと月前くらいまでは書くことを決断することができませんでした。しかし、準備を進めていくなかで、式の中で感謝などを伝える時に具体的にどうするべきなのかを考えた時に、やらずに後悔するならやろうと決断しました。今まで言葉にできていなかったことや聞きたいことなどを思い出しながら書いていくことで、未来にどうなっていたいのかを伝えやすくなったと思います。
[ 結婚式でゲストからもらったもの ]
とにかく泣いたり笑ったり、自然体で楽しんでくれた姿が印象的でした。ゲストが入場時に私たちがすでに会場内にいるのがわかると、最初から思わず涙を流すゲストや笑顔で向かってきてくれるゲストなど、たくさんのゲストの感情を動かすことができたと思います。
手紙や誓い、ゲストインタビューなど、楽しくて時間の経過があっという間だったとゲストは言っており、自分たちの手紙に対しての思いをアンサーカードにゲスト全員が記入をしてくれて、私たちの思い出になりました。
また、ゲストたちがシンプルにおめでとうや楽しかったと揃って言ってもらえたこともよかったです。従来の結婚式ではないからこそできた空間や音楽、自分たちが選んだクリエイターの方々と創り上げてきた式で、これだけの人達に祝ってもらうことや自分たちが主役の舞台に立つことは最初で最後だと思いますし、最高の時間を過ごすことができました。
[ クリエイターたちについて ]
「結婚式当日、どうありたいか」を大切にしてくれました。
当日のイメージが湧かなくて言葉が出てこない時も、心の中の引き出しをノックするように 私たちの奥にある感情を知ろうとしてくれました。プランナーの花ちゃんはもちろん、他のクリエイターの方々もです。
ぽろっと言った言葉も聞き逃さず、その時々で変わる感情も大切にしてくれました。
最初の問いに対して私たちが出した答えは、「かわいくかっこよく、自分達らしくいたい」というざっくりしたもの。
専門分野は違えども、全員が同じ方向を向いて作ってくださる時間や空間は、当日とても居心地が良かったし、ありたい自分でいることができました。本当にありがとうございます。
超ウルトラプロフェッショナルなクリエイター陣に囲まれて、「大船に乗った気持ちとはまさにこの事か」と思っていましたし、安心感が半端じゃなかったです。
[ 当日までのプロセスで感じたこと ]
エースホテルに決めてから当日まで時が経つのは本当にあっという間でした。
プロセスでは、今までにあった家族や友人とのやりとりや出来事などを紐解いていき、今後自分たち夫婦がどうして過ごしていきたいのか、関わっている人たちとどういう関係性でいたいのか、今まであまり触れてこなかったことを深く考えることが多かったです。そうすることで、自分という人間が形成された人生を振り返ることができました。
特に、出席者に向けた手紙を書く際には、一人一人の思い出を振り返りながら着手していくため、自分がなぜその人を招待したいのかが明確になり、当日を迎えるまでのワクワク感が日が近づくごとに上がっていきました。
時には、目を背けていた過去に向き合う場面もありましたが、こういう機会だからこそきちんと向き合えることであり、結果的に今まであった胸のつかえのようなものが解放されて良かったと思っています。

[ 今思うこと ]
結婚式を挙げる場所にエースホテルを選んで心から良かったと思っています。ただ式を挙げるだけなら結婚式場はたくさんありますが、自分たちらしい式を挙げることができたのはここだけだったのではないでしょうか。
感情に素直に自分たちがゲストに伝えたいことを全て伝えることができたと思いますし、ファミリータイムでは手紙を読み上げた際、あまり涙を流さない自分が涙を流す瞬間もあり、テーマに掲げていた「泣き笑い」が自分たちを含めて共有できたと実感しました。
久しぶりに会う友人と話す時間もたっぷりあり、昔話に花を咲かせたり、付き合いの長い友人ほど涙を流してくれていたと思います。自分たちを見守ってくれたゲストにはとても感謝していますし、これからも繋がっていきたいと改めて思いました。
準備時には夫婦で話し合いがぶつかる場面もありましたが、結婚式という人生に1度の舞台に妥協なく一緒に向き合えたことはこれから生活していくうえで大きな糧になりましたし、結婚式は人生の通過点に過ぎないので、これからも夫婦ともに和気あいあいと自分たちらしさを大切に過ごしていこうと思います。

PLANNING:齋藤 花子
DRESS:Atelier de Le ciel
TUXEDO:齋藤服飾研究所
PHOTO:Sakko
FLOWER:仲村 宙
HAIR&MAKEUP:玉置 明日香
MC:坂田 やすこ
MUSIC:Studio Line












